院長コラム

厄払いを知ってますか?

2022年12月26日

何かと慌ただしい年の瀬を迎えました。最近は、温暖化や生活の欧米化で、四季の風物の移り変わりがわかりにくくなっていますし、年中行事もどことなく形式的になっていき少し寂しい思いをしています。それでも年の瀬と年始だけは、子供の頃から慣れ親しんだ風俗や行事が残っているようです。

「厄払い」とは

古い上方落語に「厄払い」という演目があります。厄払いとは、大晦日に年末の決算や大掃除を終えて一段落ついた商家や民家をまわって、祝詞のようなものを唱えて1年の厄をはらって廻るという古い習慣です。プロの厄払いは、それぞれ特徴的な台詞や節回しを工夫して唱えていたようですが、中には年末限定のアルバイトとして厄払いを行っていた素人もいたようで、誰でもできる簡単な型がありました。三代目米朝師匠の落語から抜粋した台詞は以下の通りです。

あぁ~ら目出度や、目出度やな、目出度いことで払おなら。鶴は千年、亀は万年、浦島太郎は三千歳、東方朔(とぉぼぉさく)は九千歳(くせんざい)、三浦の大介(おぉすけ)百六つ。かかる目出度き折からに、如何なる悪魔が来よおとも、この厄払いが引っ掴み、西の海へさらり、厄(やっく)払いまひょ

めでたい言葉のオンパレード

ゆっくり声に出して読んでいただくと解りますが、おめでたい文言が、なんともテンポの良く並んでいます。
ツルカメは長寿の象徴です。竜宮城での30年は3000年に相当すると云いますから、そこから帰ってきた浦島太郎は三千年の寿命を誇ります。東方朔(とうぼうさく)というのは、前漢の武帝に仕えた仙人の様な文人で、巧みなユーモアと奇行により道化的存在だったそうです。西王母の桃を盗んで食べため 9000年の長寿を得たという伝説が残っています。明治頃の庶民にとっては、これらの伝説は子供でも知っている常識だったようです。

100歳越えの三浦大介⁉

ただ、私が子供の頃からずっと不思議だったのは、次の三浦の大介(おおすけ)百六つという台詞です。
三浦の大介こと大介義明は、1180年源頼朝が打倒平家の兵を挙げた時の三浦一族の当主です。鎌倉殿の13人では、山本耕史演じる三浦義村の祖父に当たる人物です。生涯を裏切りと謀略にまみれ、鎌倉初期の動乱を乗り切った義村と違って、大介義明は、頼朝挙兵に一族の運命を託した正義漢です。優勢な平家方に本拠の衣川城を囲まれた義明は、一族郎党を海路安房へ逃がし、寡兵で孤軍奮闘、城を枕に討ち死にをはたします。享年89歳、当時の坂東武者としては異例の長生きです。主君と仰ぐ頼朝に最後まで忠義を尽くす見事な最後でした。
おっと!ちょっとまって下さい。なぜ89歳でなくなったはずの大介義明が、106歳の齢を保ったのでしょうか。。。続きは 次回へ。

 

※ 一魁随筆(画:月岡芳年)東方朔 浦島の子 三浦大介義明[とうほうさく うらしまのこ みうらだいすけよしあき]

 

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