院長コラム

甲斐荘楠音のこと〜前編

2023年03月23日

クリニックの待ち合いには、季節ごとに竹久夢二や池田蕉園などの華やかな美人画をかざって、女性らしい華やぎを演出しています。一方で、女性リハビリやよもぎ蒸しのプログラムが行われる二階の廊下には、幼い男の子を描いた小作がひっそりと飾ってあります。これは頼光の鬼退治にも同行した坂田金時の幼い姿、みなさんご存知の金太郎さんの肖像です。(下図)桜の花びらをあしらった赤い着物をきて、右手に扇子を広げ、左手を刀の柄にかけて すくっと立つなかなか凛々しい姿が気に入っています。(鑑賞ご希望の方は、受付にお申し出下さい。)

川西市のシンボル「きんたくん」にちなんで飾られた金太郎さん。坂田金時の墓は、市内の満願寺にある。

この絵の作者は、大正時代に活躍した京都の画家、甲斐荘楠音(かいのしょうただおと)です。甲斐荘家は、楠木正成公の末裔で高禄の武家の家柄でした。明治27年生まれの楠音は洛中に大邸宅を構える裕福な家庭に育ち、長じて地元の絵画学校で頭角を現します。日本画だけでなく洋画にも通じた楠音は、将来を嘱望された京都画壇のホープでした。一方で トランスジェンダーだった楠音には奇行も目立ち、今風にいえばややパンキーで危ない画家だったとも云えます。

 

幻覚(踊る女)大正9年頃(京都国立近代美術館所蔵)炎に包まれたように舞う女。日本画には珍しい躍動感がある。右は 女装した楠音

春(primavera)昭和4年 メトロポリタン博物館。ボッチチェリの春の女神に負けない日本美人。初期の作品は、やや面長のうりざね顔が多い。クリムトのような装飾美に加え、マチスの様な平面的構成美を感じる。

 

 

 

一覧に戻る

兵庫県川西市 婦人科 レディースクリニックかとう

〒666-0014 兵庫県川西市小戸1丁目7-13

Tel.072-764-6306

  • 阪急「川西能勢口」駅
    東改札を出て11番出口方向 徒歩1分

診療時間

休診… 火曜午後、木曜午後、土曜午後、日曜、祝日

受付終了時間は診療終了時刻の15分前となります。

診療は予約優先で行いますので、
できるだけ前日までにご予約ください。

CLINIC INFO

診療時間

診療時間

休診… 火曜午後、木曜午後、土曜午後、日曜、祝日

受付終了時間は診療終了時刻の15分前となります。

診療は予約優先で行いますので、
できるだけ前日までにご予約ください。

兵庫県川西市 婦人科 レディースクリニックかとう

〒666-0014
兵庫県川西市小戸1丁目7-13

  • 阪急「川西能勢口」駅
    東改札を出て11番出口方向 徒歩1分

診療は予約優先です。
お電話でご予約ください。

このページの先頭へ