2023年05月07日

愛犬と毎日猪名川沿いを散歩していると、勤務医の時代には気づかなかった季節の変化に敏感になります。あれだけたくさんいた鴨たちが北へかえって行くと、うぐいすやヒバリがさえずりツバメが姿を現し、春が本格化したのがわかります。外来種の大きなミドリガメが甲羅ぼしをする横を、鯉が群れをなして泳いでいます。川沿いの遊歩道に３０年ほど前に植えられた桜並木は、すっかり立派になって毎年、白やピンクの可憐な花をつけ花のアーケードを作ってくれます。桜が散る頃、川向こうの住宅のお庭にある大きな木の深紅の花が人目を引きます。散歩仲間のハナちゃんのお父さんによると　「常磐マンサク」という樹木だそうです。マンサクは６Mくらいになる大木ですが。余りに見事な木なので、わざわざ見に来る方もいるようです。（友人のNさんもお孫さんを連れて散歩がてら見に行ったそうです）春の訪れを告げるマンサクは、開花期が早いことから「まず咲く」や「真っ先」が変化したともいわれています。

ベニバナトキワマンサク　花言葉は『私から愛したい』

花がよく咲けば豊作、花が少なければ不作など、稲の作柄を占う植物として古くから人との深いつながりをもっていたマンサク。昔のヒトは、自然と共生してたくましく生きていたんだろうと想像すると毎日の散歩がより楽しくなりますね。

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