2023年07月27日

海の日に、家内のランニング仲間と明石へ海水浴に行きました。コロナ禍で、海水浴自体４年ぶりです。早起きして、高速道路をとばすと、１時間半くらいで明石市に入ります。地道に降りて東経135度（日本標準時）を示すアーチをぬけ、明石大橋と淡路島の北岸をのぞむ小さな海浜公園に到着です。砂浜でバーベキューしたり、沖のブイまで泳いで行ったり、石ころや貝殻を拾って童心にかえって遊びました。遊び疲れて大きなテントの日陰で目をつぶり波の音を聞いていると、この海岸のたどった歴史が浮かんでは消えてゆききます。明石の海岸から出土した明石原人の頭蓋骨や、速吸門に亀に乗って現われた倭宿禰命（やまとすくねのみこと＝浦島太郎のモデル）、対岸の淡路島から蝦夷の海に乗り出した高田屋 嘉兵衛（菜の花の沖の主人公）、などなど。

道ばたの木陰では、お年寄りが二人のんびり縁台将棋を楽しんでいます。ウミガメの目撃情報を募るポスターも貼ってあり、瀬戸内海にもウミガメがやってくるんだと知りました。帰途に広場にある看板を見ると、明石の地名の由来が「赤い石」だと書いてありました。今は、奇麗な砂浜として整備されている海岸ですが、昔は岩がむき出しで引き潮の際は、赤い岩盤が見えたとか。そういえば、先ほどほひろった石ころの中にも赤いのがまじっていたな。持ち帰った赤い石ころを、自宅の玄関先に飾り夏の思い出にしています。

明石でひろった赤石。うしろは　奄美大島の妖精　ケンムン

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