院長コラム

幸せの青い鳥

2022年03月08日

愛犬と一緒に毎日猪名川の河川敷を散歩していると、いろいろな野鳥に出会います。見通しのよくなった冬の河原は、バードウオッチには最適です。五月山にねぐらを持ついたずらもののカラスや枯れ薮を飛び回るスズメやヒバリの群れ、高速道路の橋桁に陣取る都会の鳩たち、すっかり河原の常連になったムクドリや弧を描いて川を渡るセキレイ、水辺でじっと獲物を待つ白鷺やゴイサギ、潜りの名人カワウなど。毎年この時期は、渡りをする鴨やバンが群れを作って到来します。人懐こいツグミやジョウビタキなどが人里に降りて来るのもこの時期です。朝もやのたつ寒い朝、大阪湾のゆりかもめが、猪名川を遡上してやって来ると、地元のサギやカワウと縄張り争いが始まります。ちょっとした冬の歳時記です。運が良ければ、清流の翡翠と云われるカワセミに会う事も出来ます。南洋の鳥の様なエメラルドグリーンに光るその小さな羽は、かなり遠方からでもキラキラと輝いて見えます。(出会えるのは月に数回なのですが、空を行く宝石を観たようでちょっと得したような気分です。)

西洋では、青い鳥は幸福のシンボルです。きれいな青い羽を持つオオルリは 日本の青い鳥の代表ですが、郊外でも滅多にみる機会はありません。(以前に 亀岡の古びた神社で目撃しました。)ところがここ数年、ときどきムクドリくらいの大きさの青い鳥を見かけるようになりました。オオルリほど鮮やかではありませんが、青っぽい羽を持っています。阪急電車の鉄橋の下などに留っていて、人馴れしているのか近づいても逃げません。気になったので図鑑で調べてみると、イソヒヨドリという海辺の鳥である事がわかりました。この鳥は名前のとおり海岸の崖地に生息しているのが普通ですが、時に海岸から離れた崖地、さらに人工的な建物にも生息することがあるそうです。近年、猪名川の浄化も進んで環境が良くなり、鯉や水鳥が帰ってきました。一方で、周辺にはコンクリートの構造物がふえて、イソヒヨドリが生息する場所を広げたのかもしれません。

 イソヒヨドリ

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