2025年11月07日

11月6日、川西保健センターにて行われた市民大学講座で講師をつとめました。タイトルの「女性のみかた」とは、前日本産婦人科学会理事長の木村正先生に教えていただいたアイデアです。見方、味方、診かた、など色々な意味に取れるようにしました。今回は、大阪大学学長の熊ノ郷先生の免疫学の特別講座や阪大の坂口先生のノーベル賞受賞などに合わせ、内容を大幅に差し替えました。主な講演内容は　以下の通りです。

① 坂口志文先生の制御型T細胞と、その先駆者である故多田富雄先生の思い出〜自己と非自己　文理融合の話

② 生殖免疫学と制御型T細胞の関係やレトロトランスポゾンが胎盤進化に与えた影響〜免疫寛容、跳躍進化の話

③ 産業医と母性保護指定医の両面の立場から、勤労女性の働き方改革について〜与謝野晶子と平塚雷鳥の母性保護論争

④ 女性医学と漢方、代替医療〜生涯リズム、季節のリズム、月のリズム、日内リズム、季節の漢方、女性リハ

ちょっと専門的すぎる内容ですが、自分の臨床や研究体験からできるだけ噛み砕いてお伝えしたつもりです。公演が終わるとたくさんのご質問をいただき、本当に励みになりました。講演の機会をくださった川西医師会と座長の労をお取りいただいた元木先生、そしてご清聴いただいた聴講生の皆様に改めて感謝申し上げます。これらの内容は、少しずつ、院長ブログに掲載していきたいと思います。

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